佐々木 隆治 2007.02.24(土)
ジャズ喫茶『ベーシー』のマスター、菅原昭二さん。
日本一、音の良いジャズ喫茶として、
全国各地からジャズフアンが訪れ、
さまざまな音楽、文芸関係者も立ち寄る、
岩手県一関にある、音楽の蔵、ベーシー!
師と仰ぐ
カウント・ベイシーから、スウィフティーと
愛称をもらうなど、内外に交友関係が広い。
音楽を本職にする人が書いています ----↓
『ベーシー』の音は、基本的にアナログ専門です。
全体のバランスが良いのか、最初に聴いたときに
眼が覚めるような素晴らしい音に感激しました。
爾来、30年近く、その音を維持されており、
そのレベルをキープされている事は驚嘆に値します。
我々と違って、ジャズ喫茶は一年に350日以上、
毎日10時間ちかく、連続に音を出し続けて、
人様からコーヒー代を頂く商売です。
過日、ベーシーの扉を開けた。
作家の村松友視さんが、マスターの
菅原さんと笑談していた。
ベーシーが好きで年に何度か、
ふらっと事前連絡なしに見えるらしい。
『狂人日記』や『麻雀放浪記』で
知られる、色川武大さんもまた
度々訪れるうちに、ベーシーに惹かれて
一関へ転居したが、残念なことに
その1ヶ月後に亡くなられた。
本物の音を聴きたい、Jazz を熱く聴きたい人は、
しがらみ多き世界をしばし忘れ、この掛け値なしの
ジャズ喫茶ベーシーに足を運ぼうではないか~時は春。