佐々木 隆治 2006.08.29(火)
たいや、ひらめだけが魚じゃない!
サバ、するめいか、トビウオetc...
黒潮に乗ってきた魚で賑わう魚市場。
その中に、まったく馴染みの無い魚が・・・1尾。
「これ、ナニ?」「まるで海獣ですなあ」
「食えそうもねぇなぁ」
現場のセリ人、気味悪そうに指先でつまんで、「何ぼだっ!」
仲買のだれも声を出さない。
「大さん、たのむっ。ひと声っ!」
南海の珍客、冒険者に敬意を表して、セリ値200円。
原色魚類大図鑑によると、<オキセミホウボウ>という。
インド洋,西太平洋、南日本のホンの一部に生息。
縁あって、北国の市場の
万丈籠が終焉の地となる~嗚呼。
ボク、イメージ悪くて、サカナにあらず見たいに
言われてるけれど、大海原を泳ぎながら
うきうき、わくわくが一杯あったんだよ。
さて<オキセミホウボウ>めでたく、ご臨終。